快適なサドルを求めて!フィジークアリオネTRI2のインプレ
2017/11/08
今、使用しているサドルはフィジーク アリオネ トライ2(Fizik ARIONE TRI2)です。
目次
サドル紹介 フィジークアリオネトライ2(Fizik ARIONE TRI2)
<アリオネTRI2スペック>
・メーカー fizik(フィジーク)
・商品名 ARIONE TRI2(アリオネ トライ2)
・ICS対応
・キウムレール(k:ium rail)
・カーボン強化ベース
・イタリア製 Handmade in ITALY
・定価 約9500円
・重量 239g(カタログより)
アリオネTRI2特徴
アリオネ TRI2の特徴としてDHポジションに対応できるようにサドルの前方部分に厚みがあり、いわゆる「クッション」機能が充実していることが挙げられます。
確かにフィジークの他のアリオネと比べると前方部分以外にも全体的(特に前方~中央にかけて)にクッションが厚い印象です。
フィジーク スパインコンセプト
フィジークのサドルは脊柱の柔軟性(前屈がどこまでできるか)により3つのシリーズに分かれます。
身体が柔らかい人→ARIONEシリーズ
※身体が柔らかい人の定義:立った状態で膝を曲げずに前屈します。その際、手(指)の位置が床に着くもしくは無理なくつま先を触ることができる人。フィジークはこの人をスネークと名づけています。
身体が堅くも柔らかくもない人→ANTARES(アンタレス)シリーズ
※身体が堅くも柔らかくもない人の定義:立った状態で膝を曲げずに前屈します。その際、手(指)の位置が足首あたりにある人。フィジークはこの人をカメレオンと名づけています。
身体が堅い人→ALIANTEシリーズ
※身体が堅い人の定義:立った状態で膝を曲げずに前屈します。その際、手(指)の位置がすねから膝のあたりにある人。フィジークはこの人をブル(雄牛)と名づけています。
以上から、私はスネークタイプなのでアリオネとの適性は良いはずです。
涙なしでは語れない1時間ストレッチ泣。半年間、毎日硬い身体と萎える心に鞭をうってブルからスネークまで柔軟性をあげたこともありました泣泣。
まあ、それは置いといて、
アリオネTRI2 インプレッション
ロングライド編
実際にロングライド(琵琶湖一周)していると、クッションが多いから衝撃を吸収するとか乗り心地が快適という感じはしません(DHバー使用せず)。
尿道や腰部には違和感はほとんどなかったです。
これは、アリオネの特徴によるものかもしれません。アリオネの特徴は腰の位置を自由に変えることができます。もっと言えば、座骨の位置がそこまで固定されないので前乗り後乗りが場面場面によって可能であるということです。
時にはポジションを変えて前乗り、後ろ乗りを行いましたが、クッションの恩恵は結局、良くわからずじまい。
オリンピックディスタンストライアスロンBIKEパート40km編
ロードバイクにDHバーを取りつけ使用。前乗りでDHポジションをとるが、痛みやしびれなどの違和感なし。
登坂ではドロップバーに持ちかえて、殿筋やハムスト等の後ろの筋肉を使用したいので後乗りの切り替える。前乗り後ろ乗りがスムーズに行えるので、場面場面に対応しやすくその点では使いやすいという印象を受ける。
しかし、後乗りをした際に座骨を完全に固定出来ないため(座骨を固定させず座面のさまざまな場所に着座できることがひとつのウリだと言えるが)、ヒルクライムなどひたすら上るにはあんまり向かないかも(あくまで個人的な感想です)。
ヒルクライムでは座る場所(座骨の位置)がここですよと完全に決まっているサドルのほうが、力を伝達しやすいような気がします。
ミドルディスタンストライアスロンバイクパート90km編
90km通してずっとDHポジションを取るのは慣れが必要なので、DHバー時々腰部に違和感を感じた時にドロップバー使用。
特に特筆すべきことはなく、感想はオリンピックディスタンスと同様です。
アイアンマンバイクパート180km編
DHバーでの長時間前乗りポジションによって、股関節に股ズレできる。レースが終わってから気付くレベルなので、レースには支障なし。腰部に違和感あり。最後の方はDHポジション取れず。
尿道にしびれ等の違和感はなかったです。
乗り心地が快適かどうか聞かれれば、可もなく不可もなくという感じですが、もっと快適なサドルがあるのではないかと思わせるレベルです。
個人的にはアリオネTRI2はオリンピック~ミドル程度のバイクパートには比較的快適に使用できると思います。
3本ローラー台編
ドロップバー使用。
1時間程度乗っていると尿道にしびれ+。
しびれが出てくるために、練習したくてもそれ以上3本ローラーに乗れないという悲しい状況。
固定ローラー台編
ドロップバー使用。
1時間程度乗っていると尿道にややしびれ+。
アリオネTRI2 総評
★★☆☆☆
トライアスロン用に改良されたアリオネですが、ライド時にクッション性を特に実感できず。
トライアスロンではオリンピック~ミドルの距離では比較的快適に乗ることができますが、アリオネの他シリーズでも代用が十分可能なような気がします。
また、距離が150kmを超える長距離レースにはあんまりオススメしません。もっと快適なサドルがあるような気がします。
長時間ライドでお尻が痛くなることはなかったので、お尻が痛いと感じる人は一度試してみても良いかもしれません。
しかし、3本ローラーでの尿道のしびれは気になるので、買い替えを検討します。
女性のサドルの選び方
女性にはアリオネをオススメしません。
なぜなら女性は子どもを産むために座骨と座骨の幅が男性より広いためです(骨盤が大きく広い)。
座骨と座骨の幅が広いということはアリオネの特性上、着座した際の骨盤の固定がより難しくなり、体幹筋を酷使することを意味しています。
特に女性は男性に比べ、背筋群や腹筋群の体幹筋力が弱い場合が多いため、ペダリングにも影響を与える可能性があります。
女性におすすめサドル
・ALIANTEシリーズ等の座面が広いサドル
※人によって個人差があるのでアリオネでも快適に乗る人ももちろんいます。
・他社製品だと座面が広く着座する場所がきまっているサドル
新しいサドル
ISMのサドルを購入予定です。
3本ローラーでの尿道のしびれも少しはマシになることを願っています。
このサドルはDHポジションに特化していますが、DHポジション以外のポジションでの乗り後心地等をまた書きたいと思います。
このサドルでヒルクライムに出場してみる予定です。
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