ロードバイクのあれこれ

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自作すべし!最速ショートDHバー・エアロバー

   

 

エアロハンドルにも取り付け可能なショートDHバー・エアロバーが登場!※スペシャライズドVENGE専用のDHバー※

S-WORKS ViAS AERO BAR ITU

お値段なんと38800円!!

ロングとショートがあり、ショートDHバーはITUレース規格に適合。

トライアスロンワールドシリーズでS-WORKSを乗っている選手が使用しているのがこのS-WORKS VIAS AERO BAR ITUです。

S-WORKS VIAS AERO BARの特徴

  • エアロハンドル(S-WORKS VENGE専用)にも取り付けが可能

  • 持ち手(先端)が立ち上がっている

>>ViAS Clip-On Aero Bars-ITU

 

トライアスロン界で流行!?アップライトなショートDHバー・エアロポジション

プロレースのトライアスロンワールドシリーズでも先端が立ち上がったアップライトで高めなDHバーを良く目にするようになりました。

トライアスロン界の流行はアップライトなDHバー・エアロバー!!

バイクパートで好成績を連発するフローラダフィー選手(現世界王者)が取り入れてから真似をする選手が増えた印象です。

流行中!?フローラダフィー選手(BER)のアップライトなDHバーポジション

Casper Stornesキャスパーストーンズ選手(NOR)のDHバーポジション※手(前腕)が高い位置に置かれているのが特徴

このバミューダ大会ではバイクパートで単独逃げ切り優勝しました。

同じくバイクで圧倒的な速さを誇るノルウェーのBlummenfelt(ブルーマンフェルト)選手も同じようなアップライトのDHポジションを採用しています。

流行しているアップライトで高いDHバーセッティングやポジショニングは個人的にはかなり好みです。

最速のショートDHバー・ショートエアロバーはどれか?

ストレート系DHバー・エアロバーとスキーベンド系DHバー・エアロバーの違い

↓空力重視!ストレート系DHバー・エアロバー↓

ストレート系は低い姿勢を再現できるので、空力性能は高いです。

↓パワー重視!スキーベント系DHバー・エアロバー↓

スキーベント系はエクステンションバーを引くことで、ペダルにトルクを掛けられ出力の高いペダリングが可能です。

ショートバー?ロングバー?ハンドルに取り付けるDHバー・エアロバーの使い分け!

トライアスロンロングディスタンスレースの場合

DHバー・エアロバーを使用したロングディスタンスのトライアスロンレースでは、風よけなしのタイムトライアル単独走になり一定のペースで走る必要があります。よって、低い姿勢で空力性能の高いポジションが全体のタイムを結果的に縮めます

一般のトライアスロン大会では風よけは禁止(ドラフティング禁止)なので、ショートDHバー・エアロバーより標準のDHバー・エアロバーをおすすめします。

>>おすすめの選び方とポジション!DHバー・エアロバー

トライアスロンショートディスタンスレースの場合

DHバー・エアロバーが許可されているショートディスタンス(20km~40km)のトライアスロンレースでは、風よけあり(ドラフティング可)の集団走になる場合が多く、空力性能の高いポジションより、一時的に高出力が出せるエアロポジションがスピードの上げ下げやアタックに対応でき有利だと考えます。

また、DHバー・エアロバーを選ぶのにあたって、見た目や好みも重要になってきます。

見た目がかっこいいからという理由もありだと思います。

いろいろなポジションを模索していく中で自分のお気に入りのDHバー・エアロバーやポジションを見つけてください。

最速のショートDHバー・ショートエアロバーを自作しよう!

しかし、市販のショートDHバー・ショートエアロバーではダフィー選手のようなアップライトのポジションを出すことはできません。

よってショートDHバーを自作する必要があります。

ショートDHバー・エアロバー自作に必要な物品

  • プロファイルデザインエクステンションバー(スキーベント系がおすすめ)

  • プロファイルデザイン肘置き(肘パッド)

  • プロファイルデザインブラケットキット

  • DHバーコネクティングブリッジ

  • のこぎり

  • 紙やすり

  • バーテープ(なくても可)※もしバーテープを巻くのならはさみ、ビニールテープも用意

※汚れても良い服装

 

ショートDHバー・ショートエアロバーのおすすめのかたちとは?

スキーベント系のDHバー・エアロバーを使用

※DHバーT1+、T3+カーボン製は先端が膨らんでいるため、先端を連結するコネクティングブリッジが使用できない可能性があり、おすすめしません。

ショートDHバー・ショートエアロバーの取り付け位置は?

↓↓↓

引用:フリート・バイク&トライアスロン

プロファイルデザイン製のDHバー・エアロバーならば、エクステンションバーとパッドをそのまま使用でき、低いポジションを出すことができます

>>PROFILE DESIGN(プロファイルデザイン) L2 ブラケットキット コンプリート

 

ショートDHバー・ショートエアロバーをつくる!作業手順

 

エクステンションバー切断

ロードバイクに取り付け

先端をコネクティングブリッジで連結

バーテープを巻く(必要であれば)

 

これさえできれば簡単!エクステンションバーを切断

エクステンションバーをJTUレギュレーションに適合するように切断。※JTUレギュレーションは後述

ホームセンターなどに売っている市販ののこぎりでも十分に切ることができます。

>>アルミ、カーボン、真鍮も切れるコスパ最強ののこぎり 1289円
※替刃もあり(別売り)

断面がごつごつしていてもコネクティングブリッジで連結するので、問題はありません

>>シマノPROコネクティングブリッジ

後述するJTUレギュレーションに適合するように、慎重に切断する位置を決める

エクステンションバーさえ切断すれば、あとは組み立てるだけなので簡単です。

これでフローラダフィー選手のようなアップライトでトルクをかけやすいDHポジション・エアロポジションを再現できます。

ショートDHバー・ショートエアロバーでトライアスロンレース参戦!JTUレギュレーション(競技規則)について

トライアスロンでのエリートレースや国体レースでは、ショートDHバー・ショートエアロバーしか使用できません。また、ショートDHバー・エアロバーでもITU(国際トライアスロン連合)が定めた規則に則り、機材選定を行わなければなりません。

競技ルールはもちろん、機材についての指定も厳密に決まっています。

それがITUレギュレーションもしくはJTUレギュレーションです。※ITU競技規則=JTU(日本トライアスロン連合)競技規則

サイクルロードレースで言えば、UCI(国際自転車競技連合)が定める機材規則みたいなものです。

JTUレギュレーション(JTU競技規則)

第82条 ハンドルバーとブレーキ

エリート、U23、ジュニアやユースのドラフティング許可レースでは、以下のハンドルバー規則を適用する。

(2)クリップオンハンドルバーは、ブレーキレバーの最前部を超えてはならない

(3)クリップオンの前方の両先端は、市販の硬質ブリッジでつながれているか、双方が接触していなければならない。

(4)ブレーキレバー又はギアーレバーは、クリップオンハンドルバーに取り付けてはいけない。クリップオンハンドルの最後部と最低部の差は10cmを超えてはならない

(5)ウォーターボトルとそのホルダーはハンドルまたはクリップオンハンドルバーに取り付けてはいけない。

3.エイジグループのドラフティング許可大会では、以下のハンドルバー規則を適用する。

(2)クリップオンは許可されない。

~JTU競技規則 第8章バイク(自転車) 第1節バイク共通事項 第82条ハンドルバーとブレーキp26~28 抜粋~

>>日本トライアスロン連合競技規則 JTU レギュレーション(改訂版)

改訂版JTU競技規則について思うこと

正直、改定前の競技規則のほうが分かりやすい印象です。たとえば、改定前はエアロバーという名称で統一していたのが、クリップオンハンドルバー、クリップオン、エアロバーと3つの名称が使われており、厳密な定義の説明がありません。

あえて言葉を区別して使用しているので、明確な定義があるのだとは思いますが。競技規則は広く一般に理解されてしかるべき性質のものなので、わかりにくさは極力排除すべきだと思います。

 

上記のレギュレーションを満たしていない場合はレースに参加できないので注意。※ドラフティングありのエリートレースや国体など限られたトライアスロンレースのみ※

ドラフティング禁止レース(通常の大会)では以下のハンドルバー規則が適応される。

・前輪の最先端を超えないハンドルバーとクリップオンバーを許可する。2つに分かれたクリップオンバーをつなぐ必要はない。

ドラフティング禁止レースとは一般の大会のことです。一般トライアスロンの大会に出場するには、DHバー・エアロバーの長さ(前輪を超えたら×)や形など特に気を使う必要はありません。

プロトライアスリートも使用するおすすめショートDHバー・ショートエアロバー

市販のショートDHバー・ショートエアロバーはハンドルの上にセッティングされるものが多いです。

しかし、これでは上体が高くなりエアロポジションの効果が半減してしまいます。

よって、低いエアロポジションをとるためには、ハンドルの下もしくはハンドルと同じ位置からエクステンションバーが出ていることがベストでほとんどのプロトライアスリートが採用しています

ハンドルの下からエクステンションバーを出すタイプ(ショートDHバー・ショートエアロバーはこのタイプはございません

プロファイルデザインT2+ADL(ショートリーチDHバー、先端ブリッジ付き)やT1、T3とPROFILE DESIGN(プロファイルデザイン) L2 ブラケットキットの組み合わせでハンドル下からショートDHバーを出すことができます。

ハンドルバーとほぼ同じ高さで取り付けられるタイプ

↓プロファイルデザイン ZBS DL(先端ブリッジ付)↓

上記のショートDHバー・ショートエアロバーはプロ選手も使用しています。

ショートタイプのDHバー・エアロバー自体、種類が少ないので、自作してオリジナルの最速のショートDHバー・ショートエアロバーを作りましょう!

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