ロードバイクのあれこれ

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比較インプレ!買うべきおすすめチューブラータイヤ3選

   

 

By: Glory Cycles

決戦用ホイールはチューブラーホイール、練習はクリンチャーホイール

チューブラータイヤはパンクしたら交換はめんどくさいし、パンクしたタイヤは直せない

使いづらいうえ、高価。

しかし

ツールドフランスなどの世界最高峰のサイクルロードレースでもプロが採用しているのがチューブラータイヤ

やはりチューブラータイヤはこだわるロードバイクパーツのひとつです。

では実際チューブラータイヤ購入するとき、どのようなチューブラータイヤがいいのか?

実際、自分が使用した買って損はない厳選したおすすめのチューブラータイヤを紹介します。

チューブラータイヤとは

クリンチャーホイールが開発・普及する前に主流であったのがチューブラータイヤです。

STIレバー以前、ギア変則のシフトレバーがダウンチューブについていた時代です。

比較!クリンチャータイヤとチューブラータイヤの違い

タイヤ チューブ
クリンチャーホイール 取り外し可 取り外し可
チューブラーホイール 取り外し可 取り外し不可

チューブラーの構造としてはタイヤの中にチューブが縫い込まれているタイプ。つまり、タイヤとチューブを別々に取り扱うことができません。

クリンチャーホイール(クリンチャータイヤ)はチューブとタイヤを別々に装着・取り外し可能ですが、チューブラーホイール(チューブラータイヤ)はチューブとタイヤが一体化して取り外しが出来ません

クリンチャータイヤならパンクすれば、チューブだけ交換可能。

しかし、チューブラータイヤはタイヤもチューブもすべて交換が必要という面倒くさいタイヤなのです。

※そのぶんメリットもあります(後述)。

チューブラータイヤは昔のロードバイク乗りのかたに話を聞くと、パンクしたときに自分自身で縫い合わせていたという逸話まででてくる古い歴史をもったタイヤなのです。

各社チューブラータイヤの側面にはHANDMADEの文字があるように基本的に手作りで製作されているため、クリンチャータイヤに比べ値段が高いです。

タイやベトナムなどの東南アジアや東欧などで作られています。

チューブラータイヤのメリット

高性能

ツール・ド・フランスなど世界最高峰のサイクルロードレースにおいて、現在でもすべてのワールドチームがチューブラータイヤを採用しています。

2018ツールドフランス王者ゲラント・トーマス選手が乗っていたロードバイクにもチューブラータイヤが使われています。

チューブラータイヤとクリンチャータイヤの比較

チューブラー クリンチャー
重量 ビード(ワイヤー)不要。
リム構造がシンプルでリム強度を上げやすく、尚且つ軽量化できる
ビード(ワイヤー)必要
リムの構造やや複雑で重い
転がり、グリップ力 断面図が真円に近いため、高い空気圧に対応し、しなやかな転がりを再現
真円に近いため、コーナリングのグリップ力も高い
※下記図録参考
チューブがビード(ワイヤー)とリムの間でややいびつなかたちとなるため転がりやグリップ力がチューブラーと比べ劣る。
※下記図録参考
パンクのしかた リムとタイヤがかんでいないので、リム打ちパンクは構造上不可能であり、スローパンクとなる。 リム打ちパンクを起こす可能性がある
路面の感触(路面の情報) タイヤとチューブが合体していることやリムの構造がシンプルなため、繊細な路面の感触が伝わる(細かな路面情報把握可能)。 タイヤとチューブが別々であり、リムもやや複雑な構造なので、路面の感触がチューブラーにくらべ劣る。

チューブラータイヤのデメリット

パンクを直すのに時間と手間がかかる

サイクルロードレースを見れば、パンクをすると手を挙げて知らせます。するとチームカーが飛んできて、ホイールごと交換します。

これはすぐにはパンク修理ができないことに起因しています。

アマチュアレースでチューブラータイヤがパンクすれば、クリンチャータイヤに比べ、レース復帰に時間と手間がかかります。

チューブラータイヤはコストパフォーマンスが悪い

また、一度パンクすればパッチ修理などは難しいため、破棄しなければならず、コスパは悪いです。

よって、練習はクリンチャーホイールとクリンチャータイヤ、決戦用にチューブラーホイールとチューブラータイヤを使用する選手が多いです。

チューブラー比較!高級決戦用チューブラータイヤと安価な練習用チューブラータイヤ

 

使用している素材が違う!ラテックスチューブとブチルチューブ

 

高級チューブラータイヤはラテックスという素材を使用している場合が多いです。

安い練習用チューブラータイヤはブチルチューブを使用(黒いゴム)しています。

ラテックスはクリンチャーのチューブでも使用されており、軽量、しなやかな転がり、耐パンク性能がすぐれているので、決戦用チューブとして使用している選手も多いです。

ラテックス素材の優れた性能

  • 軽い
  • 柔軟性、伸縮性あり
  • 破れにくい

他のゴム製品と比べた場合、ラテックスの性能は頭ひとつぶん飛び抜けています

このラテックスの特徴を生かして、実はコンドームの素材としても知られています。

そして避妊具の大手メーカーオカモトがつくりあげたのが、SOYOラテックスチューブ(クリンチャー)です。

SOYOラテックスチューブのインプレ

避妊具メーカーオカモトが作ったのがSOYOラテックスチューブ(クリンチャー)

実はビットリアやミシュランもラテックスチューブを販売していますが、品質のバラツキがあり、正直あんまりおすすめしません。使用して2~3回でダメになることも。

しかしさすがオカモト。MADE IN JAPANなのでやや値段はお高いですが、品質は確かで安心して使用できます。

実際にラテックスチューブを使用してみて、重量が軽く、滑らかな走りになったような感じがしました。

注意すべき点としては素材自体が薄く、硬さがないため、ねじれやすくビードに噛みやすいので、空気を入れる前は慎重にチューブを取り扱い、ビードにかんでいないか、ねじれていないか何回も確認する必要あり。

>>SOYOラテックスチューブ(クリンチャー)

 

ラテックスチューブのデメリット

空気がすぐに抜ける。※スローパンクではない※

ラテックスチューブは空気の透過性が高いという素材の性質上、空気圧の減りがとても早いです。

1日で1bar程度減ってしまう場合もあります。だからラテックスチューブはスローパンクと誤解してしまう人も多いです。

よって、使用する前には必ず空気圧調整を実施する必要があります。

軽さやしなやかさにおいてレースなど1分、1秒を争う自転車競技では威力を発揮します。

しかし、輪行で遠方地に行くときやBrevets(ブルベ、ブルペ)などのロングライドには空気圧減りの早さから、ラテックスチューブはおすすめしません。

ブチルチューブとは

安価なチューブラータイヤはブチルチューブという黒いゴム製のチューブを使用しています。※みなさんが想像する自転車チューブです※

ブチルチューブは安価で製造できることが特徴のひとつです。

また、ブチルチューブはラテックスチューブに比べ空気の透過性が低いので空気が抜けにくく、レースの前々日に空気圧調整を行っても、そこまで空気が減っていることはありません。

日数が必要なロングライドやBrevets(ブルベ、ブルペ)にはおすすめです。

結局、ラテックス?ブチルどっちがいいのか?

もしブチルかラテックスで迷ったなら、ラテックス一択!

決戦用としてチューブラーホイールやチューブラータイヤを購入する人がほとんどなので、やはりレースに出場するにはラテックス一択です。

もしタイムを争わないロングライドなどのイベントはクリンチャーホイール、クリンチャータイヤで出場しましょう!

ちなみにラテックス素材を使用しているメーカーは上記でも挙げた、ビットリア、ミシュランが有名です。

決戦用チューブラータイヤとしてTUFOやContinentalなど他社もありますが、ラテックスは採用していないみたい。ですが、性能はラテックスと遜色がないくらいに様々な技術を取り入れています。

チューブラータイヤ品質の違い

チューブラータイヤを装着する際にはセンター出しというホイールの中央にタイヤがくるように、調整をする必要があります。

練習用の安いチューブラータイヤは品質にばらつきがあり、精度の低いタイヤはセンター出しに手間取る場合があります。

決戦レース用の高いチューブラータイヤは品質のばらつきが少なく、タイヤ自体の精度が高いため、調整なし一発でセンター出しができるタイヤが多いです。

おすすめはどれ?チューブラータイヤを選ぶ際の3つのポイント

  • 使用素材(ラテックス?ブチル?)
  • メンテナンス性能(装着、取り外しのしやすさ)
  • コスパ(性能×値段)

から実際に使用してよかったチューブラータイヤを紹介します。

比較インプレ!おすすめチューブラータイヤランキング3選

1位 ビットリアコルサ G+SPEED(Vittoria Corsa Graphene Plus Speed)
チューブラータイヤ

2位 コンチネンタルコンペティション(Continental Competition)
チューブラータイヤ

3位 ミシュランプロ4(Michelin Pro4)
チューブラータイヤ

 

比較インプレ!買うべきおすすめチューブラータイヤ3選

チューブラータイヤ比較表 Vittoria Corsa G+ SPEED Continental Competition MICHELIN PRO4
総評 ○~◎
コストパフォーマンス ○~◎ ○~◎ ×~◎
メンテナンス性能(取り付け等) ×
乗り心地 ○~◎ ○~◎
デザイン ○~◎ ○~◎
耐久性
耐パンク性能

赤マーカーはそれぞれのタイヤを比較して優れている特徴

ビットリアコルサ G+SPEED(Vittoria Corsa Graphene plus SPEED)チューブラータイヤ

おすすめポイント

 

ビットリア(ヴィットリア)コルサチューブラータイヤはツールドフランスにおいて他社のタイヤに比べ、最も多くの勝利を挙げたタイヤです。

サイクルロードレースで大活躍しているBMCレーシングがヴィットリアを使用していることでも有名です。

ビットリア(ヴィットリア)コルサチューブラータイヤ世界で一番有名で最もよく使われている、最高のパフォーマンスを発揮するラテックスチューブラータイヤです。

その速さや柔軟性、信頼性は膨大なレース経験により証明されており、細部に渡り進化してきたものです。

Graphene(グラフェン)とは ヴィットリアが採用した最先端ナノ素材 

Graphene(グラフェン)はこれまで発見されたあらゆる物質の中でも最も薄いナノ素材。尚且つ、高い強度を併せ持ち、ダイヤモンドより硬く、スチールの200倍の強度

これをタイヤのゴム素材に混ぜ合わし、実用化したのがヴィットリアコルサGシリーズ

タイヤは直線を転がる場合、ラバーは硬くなり、低い転がり抵抗を発揮します。ブレーキをかけたり、速度を上げたり、コーナーに差し掛かかるときにはタイヤのゴム素材が軟化し、優れたグリップを発揮します。

Grapheneがさらなる進化を遂げるまでは、スピード、グリップ、耐久性、パンクプロテクションのいずれかが優れている、もしくはいずれかを際立たせたタイヤからひとつを選ぶ必要がありました。

Grapheneの導入により、ゴムの天然素材としての限界が解消され、スピード、グリップ、耐久性、パンクプロテクションに妥協する必要がなくなりました

ビットリアコルサ G+SPEED(Vittoria Corsa Graphene plus SPEED)商品詳細

タイヤ種類:チューブラー

サイズ:700×23c、25c

チューブ素材:ラテックス

バルブ長:42mm バルブコアが取り外し可能

重量:265g(23mm)、280g(25mm)

タイプ:オールラウンド

価格:16500円

 

Vittoria Corsa G+ SPEEDチューブラーのインプレや感想

総評 ◎

前のバージョンであるチューブラーコルサCXシリーズはすぐに表面のゴムが削れ、頻繁に交換しなければいけない印象がありますが、コルサG+は耐久性がCXより高く、転がりや乗り心地もコルサCXに比べ滑らかで乗り心地も良くなった印象です。

乾いた路面だとコルサCXと比較してもグリップ力は問題はありませんが、濡れた路面だと少し滑りやすいような感じがしました。

価格はお高いですが、決戦用タイヤとしては申し分ない高性能なチューブラータイヤです。

G+とG+SPEEDがありますが、ほとんど価格が違わないなので、G+SPEEDをおすすめします。もしG+の価格が安ければG+も十分買う価値ありです。

コストパフォーマンス ○~◎

Vittoria Corsa G+SPEEDの性能は高く耐久性も良好ですが、価格が高い。ですが、品質のばらつきもなく、はずれもほとんどありません。

メンテナンス性能(取り付け、取り外し) ◎

何と言ってもはめやすい。女性でもひとりではめることのできるチューブラータイヤです。

コンチネンタルなどのブチルチューブで作られたチューブラーと比較してはめやすいです。ラテックス素材のチューブラータイヤはどれもはめやすい印象があります。

何本かリピートして購入していますが、センター出しもほとんど一発でできるくらい高品質です。

ヴィットリアのチューブラータイヤは基本的にはめる方向が矢印で指定されていることが多いのですが、このコルサG+は特に指定がなく、うっかりミスもありません。

乗り心地 ◎

軽量で乗り出しが軽く、転がりも良好です。Graphene(グラフェン)の技術も相まって、直線の転がりはかなりスムーズ。コーナーでのグリップ力も問題ありません。

高速巡行をするエンデューロやトライアスロンなどのペース走にちかいレースに個人的にはおすすめです。

デザイン ○

見た目も個人的にはかっこいい。タイヤ側面の黄土色っぽいラテックス色は様々なホイールデザインとも合います。これをダサいと思う人もいますが、個人的にはチューブラータイヤ感が一番あるデザインで気に入っています。

良くレースで目にするチューブラータイヤの代名詞的カラーリングなので、使っていると一目でわかるのがビットリアのコルサG+です。

耐久性 ◎

2000kmくらい走っても特に問題なし。ゴムの減りが早いなど、特に気になる点は今のところありません。

耐パンク性能 ◎

まだ使用していてパンクしたことがないので、今のところ◎です。

Vittoria Corsa G+シリーズのデメリット

ラテックスチューブを使用しているので、空気圧の減りが早いです。スローパンクと勘違いする人もいるくらい。

ツールドフランス最多優勝を誇るチューブラータイヤの王様!ヴィットリアコルサスピード!

 

コンチネンタルコンペティション(Continental Competition)チューブラータイヤ

おすすめポイント

ツールドフランス2018で優勝したゲラントトーマス選手が所属しているチームスカイで実際に使用されていたのが、コンチネンタルコンペティションプロ限定仕様(Continental COMPETITION PRO LTD 25mm)です。

コンチネンタルコンペティション商品詳細

タイヤの種類:チューブラー

サイズ:700×19c、22c、25c

チューブ素材:ブチル

バルブ長:42mm バルブコアが取り外し可能

重量:230g(19mm)、260g(22mm)、280g(25mm)

タイプ:オールラウンド

価格:14500円

 

Continental Competition(コンチネンタルコンペティション)のインプレと感想

総評 ◎

耐久性はもちろんのこと耐パンク性能が圧倒的に高い。パヴェ(石畳)を走行するレースで本領を発揮する頑強タイヤ。グリップ力が高く、転がりも問題なし。決戦用チューブラーで1・2を争う不動の高性能チューブラー。

他の高級チューブラーに比べ空気圧が減りにくいブチルチューブを使用しているの空気が抜けづらい。ただ、取り付けがめっちゃ硬く、そこだけが難点

プロ・アマを問わず、さまざまな選手が実際にレースで使用している姿を見ます。言い換えれば、それほど評価されているチューブラータイヤ。それでがコンチネンタルコンペティションです。

ひとつ下のグレードでコンチネンタルスプリンターもありますが、どちらかと言うと練習用。上記でも書いたように、練習はクリンチャーホイールで本番はチューブラーホイールを使用すると考えると決戦用チューブラータイヤならコンペティションをおすすめします。

コストパフォーマンス ○~◎

価格は高いがそのぶん耐久性や性能も高いのでコスパは良好。品質のばらつきもなく、はずれもほとんどありません。

メンテナンス性能(取り付け、取り外し) ×

タイヤが硬くはめづらい(理由は耐パンク性能の項目に記載)。センター出しは比較的簡単。

乗り心地 ○~◎

コンチネンタルはタイヤが硬く、ダイレクトに地面を捉えられる硬めの感触が好きな人には特におすすめです。重量は抜きん出て軽いとは言えませんが、そのかわりグリップ力が良好。転がりも問題なくスムーズ。

デザイン ○

シンプル。オーソドックスなオールブラック。

耐久性 ◎

抜群の耐久性を誇る。さまざまなチューブラータイヤの中で個人的に一番耐久性が高いと実感したタイヤです。クリンチャータイヤのコンチネンタルGrandPrix4000SⅡ並みの耐久性です。

耐パンク性能 ◎

3500km以上走ってもパンクは未経験。

耐久性(耐パンク性能)が高い理由として、表面のラバーとチューブの間にベクトランブレイカーという耐パンクシートが採用されています。このシートがとても有能なので、表面のラバーが削れてもなかなかパンクしないのです。

そしてこのシートが硬い、スチールの5倍という引っ張り強度を持っています。これがはめずらさの原因になっています。

Continental Competition(コンチネンタルコンペティション)のデメリット

堅い。ひたすら堅い。

コンチネンタルチューブラータイヤやTUFOチューブラータイヤなどの硬いタイヤをはめるときのコツ

空気を入れ(7~8barくらい)、1日~2日放置する。

いろいろな方法でタイヤを伸ばす情報がありますが、空気を入れるのが一番タイヤにやさしい方法です。

よくやるのが手やモノを使って引き伸ばす方法ですが、説明書には禁止されているのでしないほうが無難です。

引き伸ばすのがなぜだめなのか?

全体をまんべんなく均等の力で引き伸ばすのは大丈夫です。しかし、手やモノを使って引き伸ばすと一点に力が集中し、表面のラバーとチューブの間にある耐パンクシートが部分的に断裂してしまう恐れがあります。

見た目はわかりませんが、確実に耐パンク性能が落ちてしまいます。なので、手やモノを使って引き伸ばすことは禁止されています。

 

※耐パンクシートは市販されているほとんどのチューブラータイヤに採用されています。その強度や性能が耐パンク性能に繋がります。よって、ほとんどのチューブラータイヤに同じ注意事項が記載されています※

上述しましたが、コンチネンタル独自技術「ベクトランブレイカー」という耐パンクシートがスチールの5倍という強度を持っているのでほんとうにはめずらい。

なので苦情??がたくさんあり、多少柔らかくなりはめやすくなったみたいですが、それでも堅いです。はめやすくなったということですが、性能は落ちていないみたいです。

補足

予備チューブとしてコンチネンタル製チューブラータイヤの新品を持っていくのはおすすめしません。もし使い古しのタイヤであれば多少はめやすいと思います。事前にある程度伸ばした状態で携行すべきです。

個人的にはコンチネンタル製のチューブラータイヤではなくビットリア製のチューブラータイヤを携行しています。

理由はズバリ、ホイールにはめやすくパンク修理(タイヤ交換)に手間と時間がかからないからです。

コンチネンタルタイヤをはめる参考になるサイト

>>できる!Continental Competition チューブラータイヤ交換

>>チューブラータイヤ交換のコツ!交換難易度激高と噂のコンチネンタル・コンペティションの交換に挑戦しましたよ!!

ツールドフランス覇者がいるチームスカイも使用している決戦用チューブラータイヤの定番! 評価★★★★星4

 

ミシュランプロ4(MICHELIN PRO4)チューブラータイヤ

おすすめポイント

クリンチャータイヤでも根強い人気を誇るミシュランプロ4のチューブラー版がこのチューブラータイヤです。特徴としては濡れた路面でのしっかりした安定感を再現できることです。

ワールドチームのAG2Rも採用していたのがこのタイヤ。高密度のナイロンベルトによる高い耐パンク性能も売りのひとつです。

ミシュランプロ4(MICHELIN PRO4)チューブラータイヤ商品詳細

タイヤ種類:チューブラー

サイズ:700×23c、25c

チューブ素材:ラテックス

バルブ長:42mm バルブコアが取り外し可能

重量:285g(23mm)、295g(25mm)

タイプ:オールラウンド

価格:10800円

 

ミシュランプロ4(MICHELIN PRO4)チューブラータイヤのインプレと感想

総評 ○~◎

パンクしづらく、濡れた路面でも強いグリップ力を発揮し、ややもっさりととした初動ですが、転がり出すと割とスムーズです。

タイヤ自体柔らかく柔軟性にとみ、踏んだときの感触に好き嫌いが現れるかもしれません

他のチューブラータイヤと比べてもやや重量がありますが、その分値段が安いときは安いので、安く購入できるのなら、コスパが高い決戦チューブラータイヤとなります。

ラテックスチューブを使用しているので、空気が抜けやすいことと、製品によって品質の個体差が若干あるので、はずれをひく場合もあります。しかし、他のタイヤでは味わえない乗り心地があるので、熱烈なリピーターもいます

コストパフォーマンス ×~◎

個体差が若干あり、不良品もたまにある様子。はずれを引くと×。安いときは安いので、その時に購入すればコスパ最強。

 

メンテナンス性能(取り付け、取り外し) ◎

タイヤ自体が柔らかく、女性でもひとりでホイールにタイヤをはめることができる。バルブ付近はねじれるとエア抜けしやすいので、延長バルブを装着する場合は慎重に取り付け。

乗り心地 ○~◎

濡れた路面でも強力なグリップ力を発揮するため、ややだぼったい感触。柔らかい感じが好きなひとには最高の乗り心地を提供。硬い感じが好きならコンチネンタルコンペティションがおすすめ。

デザイン ◎

全6カラーあり、フレームかラーに合わすことができる。

耐久性 ○

可もなく不可もなくといったところ。普通。

耐パンク性能 ◎

特徴のひとつでもある高密度のナイロンベルトを採用することでパンクにつよいタイヤを実現。

ミシュランプロ4(MICHELIN PRO4)チューブラータイヤのデメリット

ラテックスチューブを使用しているので、空気圧の減りが早い。スローパンクと勘違いする人もいるくらい。

独特な乗り心地と濡れた路面に強いチューブラータイヤ!ミシュランプロ4

おすすめチューブラータイヤ3選にはシーラントを入れるべき?

チューブラータイヤはパンクするとめんどくさい。そこでパンクのリスクを減らす方法があります。

それがシーラント剤。シーラントとはパンク防止剤として機能します。チューブ内に液体のシーラント剤を注入しすることで、万が一チューブに穴が開いたとしても、シーラント剤が内側からその穴を埋めてくれるという仕組みです。

チューブに液体状のシーラント剤を入れることで、やや重量が重くなり(30~50g程度)タイヤの転がりにも少しだけ影響しますが(体感的にはわからないレベル)、ロングライドイベントや長時間のエンデューロ、トライアスロンでは使用している人が多いです。

1分1秒を削り出しパンクしたらリタイアするという競技志向の人は入れる必要はありませんが、それ以外の人は検討してみてはいかがでしょうか?安心感を与えてくれるので、そういった意味でもおすすめです。

必読!ロードバイク用シーラント取り扱いの注意点

  • タイヤの空気を入れる際に、必ずバルブ位置を上方に固定して空気を入れてください。下の位置で空気を入れるとシーラントが噴出してバルブを塞いでしまう恐れがあります。

  • 空気を入れる際にコンプレッサーやCO2ボンベは使用しないでください。上記の方法で空気の充填を行うと、内部で固まってしまいます。もちろんフロアポンプはOKです。

  • 空気を抜く際は少しずつ慎重に抜いてください。一気に空気を抜くとパンクをしたと勘違いし、バルブ元のチューブ内部で固まってしまいます。

シーラントの詳しい入れ方は

>>やってみた!リムテープリムセメントチューブラータイヤ交換方法

おすすめ!?チューブラークリンチャータイヤとは?

こんなチューブラータイヤもあります!!

その名もチューブラークリンチャー

このタイヤはクリンチャーリム(クリンチャーホイール)に装着が可能なチューブラータイヤです。

チューブラークリンチャータイヤはチェコのチューブラータイヤ専門店「TUFO(テューフォー)」の独自商品です。

※「TUFO」のTUはTubularチューブラー。正式名称 Tubulars From Otrokovice オロコビィツェ(チェコの町の名前)のチューブラー専門店という意味です。

チューブラークリンチャーの特徴はチューブラーが持つ多くのメリットをそのまま残し、尚且つチューブラーのデメリットである装着を簡単にしたことです。

たとえばリム打ちパンクしない、バーストの心配が少ない。接着に必要なリムテープやリムセメントが不要。取り付けはタイヤレバー等の道具なしで簡単にできる。空気をいれるとしっかりと固定され、なめらかな転がりを再現。

TUFOはクリンチャーディープホイールに特におすすめと謳っています。

チューブラーを手軽に体験!一番安いモデル 評価★★★★☆彡星4.5

ハイエンド(最高級)のチューブラークリンチャータイヤ!その重さなんと160g

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