食事やサプリでスピード持久力を効果的に上げる方法
練習以外にスピード持久力を効率的に高めるためには、どうすればいいのか?
そうだ!食事だ!サプリだ!
栄養に気を遣おう。
結論
鉄分を摂ることがスピード持久力を効果的に向上させPB(自己ベスト)を更新する方法です。
目次
鉄分を摂るとスピード持久力が上がる?
最近、高校駅伝強豪高校で鉄剤(造血剤)の注射が問題となりました。
なぜならば鉄剤は選手の肝臓や心臓に蓄積することで、長期的に見て身体に悪影響を及ぼすからです。
よってドーピングとして規制がかかりました。でも、実際は裏でバンバン行われているかも?というのが発覚しのたのです。
※この問題の本質は鉄剤注射の危険性を認識しながらも医療行為に手を染めた医師の在り方というのが個人的見解です※
なぜ、そうもして鉄分を体に取り込ませたいのか?
それは持久力(スピード持久力)と鉄分には深い関係があるからです。
簡単に言えば、鉄分を摂取することで、酸素運搬能力が向上し、持久系スポーツで自己ベストが大幅に更新されるためです。
鉄剤を使用すれば、5000mで20秒~30秒も速くなると言われています。※ロードバイクだと平均時速が1~2km/hくらい上がるレベルです。
しかし、鉄剤はもともと鉄欠乏性貧血を改善させる目的で使用されています。
めまいやふらつきは鉄分不足の貧血からおこる。
血液中で酸素を運んでいるのが赤血球のヘモグロビン。
そのヘモグロビンが不足し、体内の酸素が不足することで、ふらつきやめまいがするのが貧血(鉄欠乏性貧血)です。
ヘモグロビンを作る材料こそが鉄分であるため、その鉄分を摂取することが鉄剤を飲む理由です。
そのために鉄分が多く含まれているほうれん草やレバーを食事の中に取り入れる、鉄剤などのサプリメントを摂ることで血液の酸素を扱える量が増え、酸素を体内にたくさん送り届けられるので、結果的にスピード持久力向上、タイム向上に繋がります。
高校駅伝の鉄剤の使用禁止は、注射で直接体内に鉄を取り込むことが問題となっています。
経口摂取(口からの取り入れ)は正直、限りなく黒に近いグレーのような気がします。サプリメントではなく医薬品としての鉄剤を摂取することに関して。
鉄剤の副作用
鉄分を過剰に摂取すれば肝臓に沈着し、肝機能障害を起こす。
寺田病院 澤井廣量名誉院長
この場合は医薬品としての鉄剤のことを言っています。
しかし、私たちが実際によく目にするのが、栄養補助食品(サプリメント)としての鉄分です。
医薬品の鉄分と栄養補助食品の鉄分の違いはどこにあるのか?
三種類の鉄剤について
- 栄養補助食品(サプリメント)としての鉄分
- 一般用医薬品(第2類医薬品)としての鉄分
- 医療用医薬品(処方薬)としての鉄分
例:インクレミンシロップ、フェロミア、フェルム
栄養補助食品(サプリメント)の特徴
市販されており、薬剤師の説明が不要。ネットで購入も可能なので手軽に摂取できる。
一般用医薬品(第2類医薬品)の特徴
医者からの処方箋は不要、しかし購入に関しては専門家(薬剤師等)の説明が必要。ネットでも可能。※ネット購入の場合は現在の症状等の記載が必要※
ドラッグストアや薬局、ネットでの購入が可能であり、取り扱い店舗も多く比較的簡単に購入できる。
例:イブA錠、正露丸、薬用養命酒など
医療用薬品(処方薬)の特徴
医者の処方箋が必要。薬剤師からの説明も必要。診察が必要であり、入手は難しい。※治療以外の目的で使用するとドーピング違反でアウトです。
気になるのが、「医薬品とサプリメントの違いはいったい何なのか?」です。
同じビタミンでも、医薬品とサプリメントではとる種類と含有量にかなり差があります。
つまり、栄養補助食品は「劇的に体に変化をもたらすものではない」ということです。
上記から、駅伝強豪校がサプリメントとして鉄剤を過剰摂取したのではなく、医薬品としての鉄剤を過剰摂取したことで体に劇的な変化が起こり、短期間に大幅な記録更新が可能になった訳です。
もちろん、過剰摂取の副作用は肝機能障害以外にも消化器系(めまいや吐き気など)や体調不良など多岐にわたります。
さらに、種類分けから考えても栄養補助食品(サプリメント)を過剰に摂取したところでそこまで悪影響はないと考えます。
なぜなら、もし過剰摂取で副作用が出るのならば、栄養補助食品(サプリメント)という位置づけではなく医薬品としての位置付けとなり、薬剤師などの専門家の説明を受ける義務が生じるからです。
つまり、栄養補助食品(サプリメント)の鉄分の種類や含有量はほとんど体に影響を与えないことが伺えます。
栄養補助食品(サプリメント)としての鉄の効果はかなり低い!?ということが言えそうです。
となると、グレーゾーンとなるのが、一般用医薬品(第2類医薬品)として扱われる鉄剤です。
※グレーゾーン※鉄分を摂って効果的にスピード持久力を上げる方法
栄養補助食品(サプリメント)の鉄分ではなく、一般用医薬品(第2類医薬品)の鉄分を摂取するほうが、リスクもある代わりに変化が分かるレベルで効果を発揮する可能性があります。
一般用医薬品(第2類医薬品)には正露丸や養命酒などがあります。
ただし、何度も言いますがグレーゾーンなので、リスクを考慮ください。※この方法を勧めている訳では決してございません※
栄養補助食品(サプリメント)の鉄分でも劇的な変化を遂げる人もいる!?
サプリメントとしての鉄剤のレヴューを見ると、「改善した」「たちくらみもなくなり、効果があった」というような書き込みを目にします。
もちろんステマ的に関係者が書いている可能性もありますが、実際に劇的な効果が表れる人もいます。
栄養補助食品(サプリメント)の鉄分で劇的な変化を起こす人、起こさない人の違いは?
→信じやすい人、純粋でまじめな人(そう!わたし笑!!)に効果的
プラセボ効果というのを聞いたことはありますか?
プラセボ効果とは、一言で表すと「思い込み」です。
つまり、効いている感じがすると思い込むことで、実際に心身の状態に変化が起きる現象です。
プラセボ効果は実験でも証明されているほど、効果的に作用します。薬といってただの小麦粉を摂取するだけでも、症状の改善が見られる例が多く報告されています。
このプラセボ効果の影響を受けやすい人こそ、栄養補助食品(サプリメント)によって劇的に変化を起こします。
ネット等で誰かのレビューを参考にして商品を購入する私みたいな人こそ、栄養補助食品(サプリメント)の効果を最大限に引き出せると考えました。
ということで、早速、鉄+葉酸の栄養補助食品(サプリメント)を三ヶ月間飲み続けてみました。
この商品を選んだ理由
食べやすさ:★★★★★
コスパ:★★★★
レビュー:★★★★
レビューを読むとこの商品は食べやすく、他の鉄サプリメントと比べ鉄分の含有量(10mg)が同じなのに、値段が安く、アマゾンの総合評価も高かったので、これに決めました。
スピード持久力向上のため鉄サプリメントを3ヶ月飲んだ感想
ラムネ菓子?というくらい甘く食べやすかったです。
飲み込むのではなく噛み砕くタイプです。効果としては体調の変化は特に変化ありませんでしたが、パフォーマンスは3か月前と比べると向上しました。
ランのペース走タイムは3か月前と比べると、2~3秒早くなり、ロードバイクは20分間走で平均時速0.5km/h程度向上しました。
しかし、それが鉄分のおかげなのか、練習のおかげなのか、正直わかりません。
ただ練習に対するモチベーションは向上しました。よって練習の質も上がった可能性は高いです。(あくまで個人的な意見ですが)
血液検査をしていないので、数値的にどのくらい体に影響したのかはわかりませんが、もしかすると甘くなく無味で飲み込むタイプのサプリメントのほうがプラセボ効果をさらに期待できたのかもしれません。
なぜなら、この商品は「お菓子!?」って感じが。。もともと健康・美容商品なので仕方ないですが。
効いてるかもという期待感こそがサプリメントとして一番重要です。
サプリメントに興味がある人は一番効きそうだと思ったものを試すことをおすすめします。
それこそが一番効果的です。
まとめ
持久力やスピード持久力といったスタミナを強化するには、鉄分を摂取することが重要です。
そのために食事や鉄剤をとることも大切になってきます。
鉄剤には栄養補助食品、一般用医薬品(第2類医薬品)、医療用薬品(処方薬)の三種類が存在します。
それぞれ含まれている種類と含有量に大きな差があり、それにしたがって副作用のリスクも大きくなりますが、その分、短時間で劇的な効果(タイムの大幅更新)を得ることができます。
よって強豪駅伝高校で従来より鉄剤の注射が横行していました。
市民アスリートであれば、そこまではしないですが、グレーゾーンとなるのが、一般用医薬品(第2類医薬品)。
これはネットでの購入はできません。
その理由は購入時に薬剤師などの専門家の説明が必須なためです。
しかし、処方箋は不要なので、身近なドラッグストアで購入できます。
栄養補助食品(サプリメント)は劇的な効果を得られないですが、副作用もほとんどありません。
しかし、プラセボ効果(思い込みや自己暗示)を活用することで、サプリメントでも劇的な効果をあげることもできます。
そのためには、効きそうなサプリメントを摂取することが重要です。